11.22.21:58
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02.09.20:09
永遠亭
東方創想話投稿八作品目。
後書き。
描写の密度が高い作品は苦手な人には恐らく敬遠されがちな作品になったかな、というのが書き終えての感想でした。輝夜と永琳の心情を、遠回しに描く事によって、それをしっとりと感じられる事が出来たなら幸いです。輝夜が云い掛けた事は果たして何だったのか、永琳が最後の場面で何を思ったのか、輝夜は何処へ行ったのか……そういう所を想像して楽しんで頂けたらと思います。
この作品はこのブログにて連載していた幻想の詩―蓬莱の連―の続編をイメージしました。あのエピローグの後、物語の主要人物である彼女らがどういう生活をしているのか、また何を思っているのか、何を失ったのか。蓬莱人は決して老いる事もしなければ死ぬ事もありません。そういう彼女らが、膨大な年月を送ってきた末に見るものとは、何ともなしに続いていた楽しげな日常の残像だったのではないのかと、思ったのです。
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二人の髪の描写がとても綺麗な作品だなと。月光を受けた黒と銀の川、素直に綺麗だなと思いました。こういう文を書けるようになりたいものです。
ところで蓬莱の連の続編をイメージしたとありますが、完全な続編というわけではないのでしょうか?
お褒め頂き光栄です。私の中でも二人の美しさを如何に表現するかという点で、力を入れた部分だったので、尚更嬉しいです。
続編か否かについては、続編と思って貰って結構です。後書きの時点ではイメージの段階だったのですが、その内続編にしても十分当てはまるし、過去に頂いたコメントにあった、輝夜のその後についても書こう書こうと思っていたので、これがその作品になります。
紛らわしい表現を致してしまった事をお詫び申し上げます。すみませんでした。それでは。
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