東方創想話投稿作品十作目。
後書き。
他人は心を映す鏡という言葉を聞いた事があります。
他者の心を読む事の出来るさとりは、きっと自分に対しては盲目的なのではないかと思いました。それだから自らが慕われ愛されている事にも疑心的になってしまい、どうしようもない不安の渦に飲み込まれてしまう。そんな彼女が変わるには身近な者が切欠を与えてあげなければなりません。例えばお燐が淋しさを訴えたり、例えばこいしが知らぬ間に変わっていたり、そういう変化があってこそ、初めて自分と対等に向き合えるのだと思うのです。
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