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主に東方projectの二次創作について綴る事を趣旨とした、個人的ブログです。 記事のほとんどはSS関連になると思います。
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  • 05/10/02:04

03.24.18:55

「恋路の行方―前篇―」について

 感想に色々な指摘があり、色々と設定が浅慮だった部分があると思いました。特に霧雨と沙耶の年齢関係に関してや、三歳の幼子である魔理沙がいながら独立しようとする霖之助の考え方など、耳に痛いものが沢山あります。次からはこれらの問題点に気を付けて、より違和感のない作品を執筆したいと思っています。

 それと、人里の描写に関してなのですが、これは私の解釈を提示するより他に説明の仕様がありません。私の解釈では、妖怪と人間が多少親しみやすくなったのは(これは表現がおかしいかも知れませんが)スペルカードルール制定以降だと思っています。確固たる根拠は無いのですが、これには幾つかの理由があります。
 まず妖怪とは元来人間を捕食して生きる恐れられて然るべき存在だと思うのです。その恐怖を容易く解消出来るほど、強い精神を持つ人間は中々いないのではないのでしょうか。人間からすれば、全く未知数の生命体は、人間を喰らうという事実だけで、人を恐怖に陥れるのではないでしょうか。
 そうしてスペルカードルールが制定されて、博麗の巫女や黒白の魔法使いなどと云った異変を解決する者の話、或いは幻想郷縁起など、そういう資料を見て全ての妖怪が恐れるべき者ではないと気付き、自分達に対して害のない、例えば慧音などの存在を介して、そういう思いが増幅されたのだと考えています。

 上記の考察を踏まえて、私は過去の幻想郷で人妖の隔たりが深い世界を描きました。例え人間であっても、明らかに自分達と異なる外見を持つ者を極端に畏怖嫌厭する姿を描きました。人の心とは醜く歪む時もあれば美しく研磨される事もありましょう。それが妖怪という絶対的恐怖の影響を受けて、容易く歪んでしまうほどに、常人の精神とは脆く儚いものなのではないでしょうか。
 ――尤もこれは単なる憶測に過ぎず、全く違った世界観を持つ方の方が多いかとも思われます。けれども私が私の作品として作品を投稿する以上、自らの持つ認識だとかを改める訳には行きませんでした。それが甚だしく間違っている事ならば正さねばならない事ですが、今の所はこういう考えを以て作品を執筆しています。

 最後に、誤字報告などをしてくれた方、ありがとうございました。そうして感想や匿名評価を入れて下さった方にも同様に感謝いたします。なるべく早く後篇を仕上げる事が出来るように尽力しますので、それまで楽しみにお待ち頂けたらそれに勝る幸福はありません。それでは長々しく書き連ねてしまいましたが、これにて。
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