11.22.22:42
[PR]
02.15.18:53
作品集69「別れ紅」稲生氏
紅に対する作者の解釈が実に面白い作品。
序盤が冗長過ぎる感は否めないが、後半へと物語が進むにつれて、作品からは鮮やかな紅色が溢れ出す事だろう。文字を通して色を伝え、そして別れを告げる悲しき一文字「紅」。個人的には結末を最後まで描き切って欲しかったと思えるが、あるいはそれも作品を引き立てる要素なのかも知れない。が、それでも「紅」を別れの象徴としたこの作品、最後にどんな別れがあったのか、知りたいと思う気持ちは豪も薄れない。
ある日唇に艶やかな色を塗った魔理沙が博麗神社へとやって来た。しかしその技術たるや未熟故、唇を飾った紅色は酷く不格好。そんな幼少時代の思い出を振り返っていた折、再び今度は少しだけ技術を上げた魔理沙が再び唇に紅を纏って博麗神社を訪れた。それから次第に紅色に関連した出来事を思い出し、霊夢はある想い出の中の人物と邂逅を果たす――。
これほどまでに色鮮やかな作品はあまりみた事が無かった気がします。
話としては良し悪しが分かれるものかも知れませんが、とても面白かったので一読をお勧めします。
序盤が冗長過ぎる感は否めないが、後半へと物語が進むにつれて、作品からは鮮やかな紅色が溢れ出す事だろう。文字を通して色を伝え、そして別れを告げる悲しき一文字「紅」。個人的には結末を最後まで描き切って欲しかったと思えるが、あるいはそれも作品を引き立てる要素なのかも知れない。が、それでも「紅」を別れの象徴としたこの作品、最後にどんな別れがあったのか、知りたいと思う気持ちは豪も薄れない。
ある日唇に艶やかな色を塗った魔理沙が博麗神社へとやって来た。しかしその技術たるや未熟故、唇を飾った紅色は酷く不格好。そんな幼少時代の思い出を振り返っていた折、再び今度は少しだけ技術を上げた魔理沙が再び唇に紅を纏って博麗神社を訪れた。それから次第に紅色に関連した出来事を思い出し、霊夢はある想い出の中の人物と邂逅を果たす――。
これほどまでに色鮮やかな作品はあまりみた事が無かった気がします。
話としては良し悪しが分かれるものかも知れませんが、とても面白かったので一読をお勧めします。
PR
点数伸びてないですが自分も大好きです。
色がない文章なのに色鮮やかというのは素敵でした。
- トラックバックURLはこちら