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主に東方projectの二次創作について綴る事を趣旨とした、個人的ブログです。 記事のほとんどはSS関連になると思います。
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  • 05/18/14:53

11.06.20:53

青い鳥の物語

テーマは「水」
得点:142
評価:22

感想期間が終わった時点での成績です。
後書きは続きから。



 初参加で、分からない事が多々あり、何度も低迷しながら書き上げて期間内に投稿出来た作品ですが、ここにて後書きをさせて頂きます。

 


 まず頂いた感想の中で〝私〟の子供の絵を見た後で家を飛び出すくだりなのですが、何でそのような行動に及んだのか分からないという物がありました。これは完全に私が一人で独走していたと認めざるを得ません。あれだけの描写で、〝私〟の心情を読み取れだなんて、甚だ愚かしいのですから。

 あの場面の意図は端的にいうと、愛しているはずの息子が書いている絵の人物が分かっていなかった事に衝撃を受け、更に雛との逢瀬が殊更に罪悪感を感じさせ、自分は愛しているはずの家族の事を何も分かっていやしなかった、と思ってしまった瞬間、家族を見るのが怖くなったから、という感じでした。





 ですが、感想で頂いている通り、あまりにも遠回しな表現なので、どう考えても不自然な行動だったと思われたのだと思います。一人で走っていた私の後を付いて来い、と言っているのと同義です。推敲や構成の段階で気付くべきだったと後悔しています。





 また、時代背景と主人公の生まれの問題も指摘されて初めて気付かされました。

 教育を全く受けていない人間が主人公である時点で、あの文体との間矛盾が生じているのには、自分の力を嘆くしかありませんでした。構成の土台が不安定になっているのはおろか、土台自体に欠陥が見つかってしまっていて、欠陥住宅を売り付けたように思われたと思います。何より作者として、私自身が一番私自身を罵りたくなりましたから。





 主人公の思想に関しては、他に表現のしようもありませんでした。私自身が、物語の舞台の時代での思想を知らないので、あの指摘ほど痛いものはありませんでした。これも構成の段階で考慮すべき問題だったと思います。まだまだ自分が未熟だという事を思い知らされ、日々精進をより一層心掛けて行きます。




 結末に関しては、最初こそ後日を書こうと思っていましたが、後になって見ると貰った感想に関係なく、あれが私が一番書きたかった事なのかも知れないと思いました。

 この物語の主人公のように、人生が何の滞りもなく、そしてまた何の葛藤もなく続くものではないと思うのです。誰しも行動に代償は付き纏います。この物語の主人公に関して言えば、雛を好きになったばかりに家族を捨てた事が最大の代償でした。少なくとも〝私〟はそう考えていたのです。

 私は現実の残酷さを表現したいと思いました。だからこそ、葛藤の末に主人公は雛の元に行き、そして家族の元に帰れなくなります。誰もが幸せになる、理想的ですが現実的ではない結末にはしたくなかったのです。そしてそういった主旨があったからこそ、物語に深みがあるという感想を頂けたのではないかと思うのです。

 なので、終わり方がはっきりしていなくてもやもやする、という感想については、私は何も言えません。感性の違い、または個々の思想が絡んでくる時点で、誰かが何かを言うべきではないのだとも思います。

 少なくとも私自身は、書きかった事が書けて満足する事が出来ました。





 テーマに関しては、感想を見た限り明らかに甘かったと思いました。

 元々暗喩的なテーマなど気付けと言う事自体がおこがましいですし、直喩的な意味にしても水の美しさについての描写が甘過ぎたと思います。何より水の絡みが、物語の決定的な所に来ないという点で、この作品は今回のコンペに投稿するべきではなかったと思いました。

 平均点などをまとめて下さった方が本スレの方にいて、それを見てみた限り、平均点の割に合計点が少なかったのには、少なからずそこに影響しているのではないかと思います。また冗長な冒頭の所為で読者を早い段階で物語に引き込めなかったのも、原因の一つだったと思います。




 あとは文章のメリハリなどですが、これは精進するしかないと思いました。文章のリズム、まとめ方、それらがまだまだ未熟なのは自覚しています。今回も削れる所は大変多くありました。しかしそれを削って、読者に意図した事が伝わるのかと、不安になっては結局削らずじまいだということばかりです。そういった勇気云々に関しても精進が必要だと思います。





 大体このくらいでしょうか。

 後日に関しては、今でも書きたいと思っています。ただ短くなるのは確かです。登場人物のそれからについて少しだけ見せるだけで、読んで下さる方々には色々な想像をして欲しいと思っています。





 それではこの辺で。

 



 

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